環境への取り組み

当社は本社工場において、京都議定書の発効等で世界的に課題となっている環境問題に企業の社会的責任の一つとして積極的に取組むため、環境に関する国際規格ISO14001の認証を取得いたしました。 今後はISO14001 の管理手法を活用して、環境保全活動を推進してまいります。

統合報告書2025

環境への取り組み

地球温暖化や資源制約が深刻化する中、当社は企業活動のあらゆる場面で環境負荷の低減に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。当社の主力製品であるエンジンコンプレッサ及びエンジン発電機は、ディーゼルエンジンを駆動源としており、運転時にCO2を排出します。このため、製品使用段階におけるCO2排出量の低減は当社にとって最重要課題のひとつとなりますが、当社単独の取り組みだけでは、その効果は非常に限定的であり、対応型原動機の開発や対応エネルギーのインフラ整備等に大きく左右されます。
当社は、こうした外部環境の変化を注視しつつ、新技術を確実に製品へ適用できるよう、研究開発及び技術基盤の強化を図ってまいります。次世代に向けた環境配慮型製品の取り組みについては、後述の研究開発の項でご紹介します。
また、製品の生産・輸送に伴うCO2排出量の削減についても、2050年カーボンニュートラルの要請を踏まえ、着実に取り組みを進めています。中期ビジョン2024では、「CO2フリー電力への切り替え」及び「太陽光発電への計画的な設備投資」を軸に施策を開始し、日本政府が掲げる削減目標(2013年度比:2030年46%減、2035年60%減)を見据えた削減の道筋を整えました。
中期ビジョン2027では、生産量の増加を計画する一方で、排出量を現状水準で適切に維持・管理するため施策を推進してまいります。

取り組み分野 2050年目標 重点取り組み項目
気候変動 1 製品から排出されるCO2排出量の削減
  • 製品の燃費改善
  • 電動化、ハイブリッド化製品のラインアップ拡大
  • CN(カーボンニュートラル)燃料などエネルギーの多様化に対応する技術開発
2 事業拠点におけるCO2排出量の削減
  • 生産活動で排出されるCO2を削減(t-CO2/売上)
  • 物流活動で排出されるCO2を削減
  • 太陽光発電設備の導入(今後も順次設置)
資源循環 3 地球に存在する限りある資源の有効活用と循環利用の促進
  • 製造段階における、人体に有毒な危険物の削減
  • 製品、製造段階におけるリサイクル率の向上
生物多様性 4 多様な植物や生物が生息できる環境を維持し、地域とのコミュニケーションを促進 「ふるさとの森」づくりの継続的な維持管理

CO2排出量の構成(2024年度実績)

CO2排出量排出量の内訳グラフ

スコープ1,2に対する状況

スコープ1,2のCO2排出量(2013年度比)グラフ

当社は2005年にISO14001の認証を取得し、以降、環境に関する取り組みの継続的なマネジメントを行ってまいりました。中期ビジョン2024で設定した目標は達成しており、中期ビジョン2027においても目標を設定し、達成に向けた施策を推進してまいります。
当社が重要項目と位置づける、①総合エネルギー使用量、②CO2排出量、③産業廃棄物排出量、④リサイクル率の推移を以下に示します。

総合エネルギー使用量

総合エネルギー使用量グラフ

省エネ型設備への更新、設備稼働のスケジュール管理、稼働条件の最適化等に継続的に取り組んだ結果、中期ビジョン2024において、減少率(2013年度比)22.1%を達成しました。

CO2排出量

CO2排出量グラフ

2024年度に政府目標(2035年:2013年度比60%減)の水準に到達しました。中期ビジョン2027では、生産量の増加を計画する一方で、排出量を現状水準で適切に維持・管理できるよう取り組んでまいります。

産業廃棄物排出量

産業廃棄物排出量グラフ

中期ビジョン2024では効果的な施策の実施が難しい局面もありましたが、生産量の増加により、原単位において削減効果が見られました。中期ビジョン2027では、塗装プラントにおける前処理工程の変更等の具体的な施策を通じて、排出量の削減を図る計画です。

リサイクル率

リサイクル率グラフ

次世代製品の開発案件等により一部不確実性はあるものの、リサイクル率86.5%以上の維持・管理を継続して進めてまいります。

ふるさとの森づくり

当社の本社工場は新潟平野の水田地帯のほぼ中央に位置し、工場周囲は木々に囲まれた自然豊かな環境にあります。1980年に現在の本社工場を新設した際、「緑の多い工場」を目指して植林を行い、年月を経て森へと育ちました。
この森では、絶滅危惧種に指定されている動植物の生息も確認されており、2012年には緑化に関する取り組みが評価され、経済産業大臣賞を受賞しました。当社はその意思を受け継ぎ、この森を「ふるさとの森」と称し、維持・管理を継続しています。
「ふるさとの森」は従業員の憩いの場であると同時に、地域の保育園の遠足などにも活用され、周辺地域の皆さまにも親しまれています。今後も本活動を通じて、生物多様性の保全に貢献するとともに、地域社会との共生を推進してまいります。

品質・環境方針

当社の経営理念である「お客様第一」を基本に、当社製品の提供を通じ、社会の発展に貢献するAIRMAN(ロゴ)として、以下の品質・環境方針を定める。

品質・環境方針

  1. お客様に満足いただける製品の提供を目指し、品質マネジメントシステムを確立し、実行し、その有効性を継続的に改善する。
  2. 環境にやさしい工場を目指し、環境マネジメントシステムを確立し、環境にやさしい製品の提供、汚染の予防、持続的な資源の利用、気候変動の緩和とそれへの適応、生物多様性及び生態系の保護に対する配慮を含む環境保護活動を実行し、その有効性を継続的に改善する。
  3. 当社製品及び活動に適用される法規制や当工場が必要とする業界、行政機関、その他の利害関係者との取り決めを順守する。

この品質・環境方針は、全従業員に周知すると共に、その達成に向けて品質目標、環境目標を策定し、「年度計画」に展開し、実行する。

2022年3月21日改訂
株式会社AIRMAN
生産本部長 金子 克

AIRMANは、株式会社AIRMANの登録商標です。