財務戦略

財務戦略・株主還元

AIRMANグループは現在、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「中期ビジョン2027」の取り組みを推進しています。
本中期経営計画では、資本コストや株価を意識した経営の実現に加え、成長投資と株主還元の両立を今後の財務戦略として打ち出しました。当社の資本コストは約9%と想定しており、PBRも1倍を超えていることから資本収益性は十分に担保されていると認識しています。引き続き、事業ポートフォリオの再構築や資本コストの削減に努め、企業価値の最大化を追求していく考えです。なお、中期的なROEの目標値は12%に設定しています。
前述したとおり、AIRMANの財務体質は強固なものになりました。それは見方を変えるとキャッシュリッチな企業と言えます。加えて、エンジンコンプレッサなど比較的ニッチな産業領域においてリーディングカンパニーのポジションを堅持しています。こうした企業特性から、株価が下落した場合、買収リスクが格段に大きくなることは避けられません。効力ある将来投資を通じた着実な利益成長や充実した株主還元により、企業実態や成長性に基づいた適正な株価の獲得・維持に努めていくことが不可欠です。中期経営計画期間中の株主還元については、安定的かつ継続的な配当と機動的な自己株式の取得により総還元性向70%を目指していきます。

当社のROE及びPBRの推移

2021年3月期から2025年3月期までのROE(%)とPBR(倍)の推移グラフ。ROEは6.6%から12.2%へ、PBRは1.1倍から1.4倍へと、中長期的に上昇傾向にあることを示しています。

キャッシュ・アロケーション方針

今中期経営計画期間のキャッシュ・アロケーション計画図。累計営業キャッシュフローと現預金を原資とし、設備投資、事業ポートフォリオ再構築、株主還元、および運転資金への分配内訳を金額とともに示しています。

投資計画

3カ年の設備投資計画

2026年3月期から2028年3月期までの設備投資計画の推移グラフ。投資項目を「成長投資」「更新・効率化投資」「SDGs」の3つに分類し、各年度の投資予定額を積み上げ棒グラフで示しています。

3カ年の設備投資計画(百万円)

成長投資
  • 海外建設機械及び国内産業機械を中心とする売上拡大に対応するための生産能力増強
  • 革新的な新製品の開発や更なる品質向上に向けた開発力強化
更新・効率化投資
  • 現本社・工場の生産維持に向けた設備更新
  • 老朽化した旧本社・工場の更新移転及び生産関連機能強化
SDGs投資
  • 気候変動対策、省エネといった環境負荷低減や従業員の労働環境改善に向けた投資

財務担当役員メッセージ

挑戦と変革でAIRMANグループの新たな時代を切り拓く

株式会社AIRMAN 執行役員 管理本部長 兼 経営企画室長 笠輪 信彦

財務戦略は単独で成立するものではありません。私はCFO(最高財務責任者)の職責を担っていますが、開発・生産・営業・管理・物流というバリューチェーン全体をコントロールする経営企画の一環として財務を統括・運営しています。
私たちは2025年4月の社名変更を機に、新たな歴史をスタートさせました。建設機械・産業機械の国内市場が縮小傾向にある中、次の成長エンジンとして、北米を中心としたグローバル事業に経営資源を集中投入することを決断しました。また国内・国外を問わず、培ってきた独自技術を強みに、新しいマーケット、新しい用途領域を開拓することで、既存事業の再活性化を図っていきます。
これからの3年間は、2030年ビジョンを実現するための基盤整備の期間であると同時に、AIRMANグループが新たな時代を切り拓く、挑戦と変革の期間であると捉えています。ステークホルダーの皆さまには、当社グループの今後を、期待を持って見守っていただけますと幸いです。

株式会社AIRMAN
執行役員 管理本部長 兼 経営企画室長 笠輪 信彦

AIRMANは、株式会社AIRMANの登録商標です。